これは、私がピアノ教室を開く時に考えた、何のためにピアノを教えるのか?という教室理念です。
ピアノがひけるって、楽しい。
リラックス効果もあって、息抜きになる。
がんじがらめにピアノだけ、がむしゃらに頑張るのではなく、あくまでも、生活の一部に。人生の、一部に。いつもそばにあって、支えになる存在であるように。
PTNAで目にした建築家・手塚貴晴さんのインタビュー記事を、引用させて頂きます。
建築は本当に大変な学科です。私の教える大学でも、1学年120人建築の生徒がいても、雑誌に載るくらいの人が5年に1回、日本建築学会賞という日本で最も権威のある学会賞を取れるのは10年に一度出るかというところで、1200分の1くらい。そういう中で切磋琢磨するのは、本当に大変な世界なんです。
そんな時に、「自分の別の世界がある」というのは、精神的にとても楽になれるのです。ピアノを弾いている時には、全く別の自分がいて、ピアノを弾く時にだけ現れる自分だけの『ピアノの森』みたいな情景があって、ピアノを弾けばいつでもそこに自由に行ける。私の中で、「もう一人の自分がいる」「もう一つの世界がある」っていうことは、とても大事なことなんです。世の中って大変じゃないですか。でも、何があっても、自分にはピアノがついてきてくれる、というのは、私にとってとても素晴らしいことなんです。ピアノがなかったら、私は今の精神状態は保てていないと思います。
まさに、ピアノが心の支えになったのだなぁ…と。うちの教室ではまだ経験がないですが、受験なのでピアノやめます、とか、部活が大変なのでピアノやめます、とか。
そうじゃないんだよ、そういうときこそ、ピアノを続けていた方がいいんだよ、と言ってあげたいですね。きっと心の支えになる。ちょうど良い息抜きになる。少しお休みするくらいならいいけれど、ピアノは続けてこそ。10年続けられたら、きっと、どれだけの年月が経って再開したとしても、脳が、体が、覚えていてくれます。
日々の練習を頑張って積み重ねてきたものは、自信にも繋がります。
他のどんなことでも、コツコツやればできるんだ!と実感できるはず。
ピアノ歴1~3年では、まだまだひよっこ。始めたてこそ、基礎をしっかり頑張りましょうね!
土台をしっかり作ってこそ、積み上げられるものがあるよ!
2021.11.5
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