最近、好きな曲に取り組む生徒さんが増えてきています。
基本となる教本はそのまま進めますが、その他に自分が弾きたい曲がある!これが弾けるようになりたい!という気持ちと意欲は宝物!!
ピアノへの情熱が高まるのは間違いない!ので、「まだ難しいから・・・」と言わず、なるべくやってみてもらうように心がけています。
もちろんまだまだ難しいよ~、な曲を選ぶ子が多いのですが、自分がやりたい曲って頑張れるんですよね。
Yちゃんもそんな一人。
発表会で2つ上のお姉さんが弾いた「カイト」が弾いてみたくて、少しずつ練習しています。
前回のレッスンでは1番のメロディを弾けるようになりました!やったね!
教本の曲も自分なりに頑張ってくれていますが、やはり”どこまでやればいいのか””どんな風になったら完成”なのかわかりづらいようで、レッスンでは具体的に何回弾いたらいいかな?を自分で考えてもらうようにしています。
本来、練習は「弾けるように」やるためのものなので、目的は「弾ける」ことであるべきです。
その弾けるところまで持っていくために、どのくらい練習したらいいのか?が、小さい子や始めたばかりの子にとってはわからないみたいなので、初めの内は〇〇回くらいかな?と提示してあげています。その後はだんだんと自分で『〇〇回弾いたらできるようになった』経験値がたまっていきます。
5回練習したから今日は練習終わり!…とか、そういうことではなくて。
次のレッスンへ行くまでにどの状態まで持っていけるかを自分で考えて練習できるようになるといいですよね。
1.譜読みはできた(最低限のレベル)
2.難しそう、わからない部分があった・・・などの理由で、片手ずつは弾いてみた
3.両手で途中までは弾けるようになった(そこまでをレッスンで聴いてほしい、また、その続きを一緒に取り組む)
4.両手で最後まで合わせて弾ける(が、時々つっかえる)
5.止まらずに最後まで弾ける
6.自分なりに表現を考えて演奏できる
高学年になったら、6までやってレッスンに持ってくることを当たり前と思ってほしい。
小さい子でも、自分なりに「こういう気持ち!」「こんなおはなしだよ」と弾いてきてくれる子がいますが、そういうレッスンって、本当に楽しいですよ!
音楽でお話ができるって面白いんです!
なので、1~6まですべて完璧じゃなくても、せめて3まではできるようにして、さらに6も考えながら初めから練習に取り組む習慣をつけてほしいなぁ~と願っています!
2022.4.12
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